はじめに
出雲市近隣(島根県内)では、昔の家は漆喰壁が多く見られました。漆喰で塗ると、マットで真っ白くとても美しいからです。そして年月がたち、カビや汚れがつき、漆喰壁面を元通りに綺麗に甦らせようと塗装でお願いされるお客様が多くいらっしゃいます。しかし気を付けて塗装しなければ、1年もたたずに剝離してしまう厄介な下地です。
ここでは漆喰壁面への弊社の塗装のやり方をご紹介いたします。
1.なぜ剝離するのか?
ここは私の考えですが、漆喰が古くなりカビが生えるお家があるように、防水性が無くなり、塗っても塗料をいくらでも吸い込んでしまうからだと考えています。
こちらは漆喰壁面へ塗装されて1年もたたずに塗膜が剝離した建物です。
こうなってしまうと再塗装するには、全面を剝離しないと綺麗になりません。
2.塗装の工程
大事なことはカビが生えていたら除カビをする事と、吸込みを止めるために吸込み止め塗料を何回もしっかり塗る事です。
こちらはカビが生えてしまっている漆喰壁面です。
環境に配慮された除カビ剤を塗布しているところです。
ここまでカビが生えてしまうと、カビ菌の核は除去できても色素は残ってしまいます。
弊社が使用している吸込み止め塗料については、ここではお教え出来ませんが、最低でも2回塗りをしております。
その後にエポキシ樹脂シーラー塗料を塗装。
最後に上塗りを2回塗ります。
3.まとめ
他にも予算がかかりますが、左官工事で漆喰をやり直す方法もあります。
塗装工事は安価ですが、保証対象外とさせて頂いてます。しかし簡単には剝離しないように心掛けてます。安心してお申し付けください。
お家の壁の痛みが気になってきたら、お近くの専門家へお尋ねくださってみてください。