外壁塗装の必要性<保存版>

はじめに

出雲市近隣(島根県内)にお住まいの皆様へ、出雲市の気候や風土も考慮して外壁塗装や屋根塗装の必要性をお伝え出来ればと思います。

1.なぜ外装材が劣化するのか?

〇外装材が水・雪を含んで凍害になる

 ・山岳部の地域では頻繁に凍害が発生しますが、寒い冬が来た年には、さらに都市部でも凍害が発生してしまうことがあります。

〇海が近いので塩害が発生する

 ・海兵地域では鉄の表面にNaClやMgCl₂を含む海塩粒子が付着するため、錆びやすくなる。

〇雨が多いので酸雨による鉄の腐食など、特に軒の出が少ない住宅は注意が必要。

 ・大気が汚染されるとSOxやNOxが大気中で増え、雨が降るとこれらの化学物質は雨に溶け込んで雨のpHが下がります(5以下になる)。pHが下がって酸性になると、通常の中性の雨水よりも鉄の腐食は増大する(銅板でも穴が開きます)。

 ・コンクリートのクラックから雨水が侵入し鉄筋などを錆させる。

〇湿度が高いので藻やカビ、シロアリなどが発生しやすい。

 北に面した外壁は特に日差しがあまりないので、藻菌やカビなどが発生しやすい。

〇太陽光による紫外線

 ・紫外線が塗膜にラジカル(劣化因子)を発生させ人の肌や樹脂のような有機質を破壊し、外壁の塗膜劣化の原因になる。

 ・樹脂製品の変形

 ・鼻隠し板や垂木の変形による軒樋の勾配の変化により雨水やゴミが溜まる。

2.塗装の必要性

これらの原因から早めの段階で、屋根や外壁などを保護する必要性があります。

〇基礎について

 ・幅0.5mm以上のクラック

  空気や水分が浸透して鉄筋の腐食を発生させる原因になる。

 ・深さ20mm以上の欠損

  既にコンクリート躯体に何らかの劣化が生じている可能性が高い。

〇外壁について

 ・窯業系サイディング壁やALC壁の表層の著しい剝離

  凍害などで外装材が大きく剝離する。

 ・窯業系サイディング壁やモルタル壁のクラック、シーリング材の破断又は欠損。

  空気や雨水が浸透してジョイナーやラスの錆び。

  下地材の腐食、シロアリの発生。

 ・金属部の著しい錆

  放置すると穴が開きます。

 ・紫外線による塗膜の劣化によるチョーキング

  防水性能の低下。

 〇屋根について

 ・屋根のずれ、瓦屋根の漆喰の劣化

  雨漏りの原因。

 ・スレート屋根の剝がれ

  経年劣化で塗膜が薄くなり水分が浸透、凍害を受けたり、劣化が進めばそってきます。

 〇バルコニーについて

 ・浮きやクラック

  雨水が侵入している可能もあるので、下地材の腐食を疑う事もあります(ただの密着不良の可能性もあります)。

 ・取合いシーリング材の破断又は欠損

  雨水の侵入の懸念があります。

3.対処法

〇なるべく耐候性の高い塗料を正しい工程で、メーカー指定の塗膜を確保。

〇クラックは補修箇所が目立ちにくい工法で、収縮に耐えるマテリアルを選定。

4.まとめ

出雲地方の土地は、このような原因で建物が劣化していきます。一か所でも異常が見つかれば、修繕を考えてみてはどうでしょうか。早めに塗装をして、大切なご家族様が、末長く安心・幸せに暮らしていけるようにお家を保ちましょう。

吉田塗装では外壁劣化診断士の私がお見積りに伺います。

お家の痛みが気になってきたら、ご相談下さいませ。

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